カテゴリー:暮らし

ねこを「飼う」ということ

更新日:獣医師長谷川 諒

昨今、ねこの人気が高まり空前の“ねこブーム到来”とも言われています。
そんな中、ねこを飼ってみたいと思われる方が増えていることは喜ばしい限りです!
でもちょっと待ってください、本当にねこを「飼う」ということを正しく理解していますか?今回はねこを飼う前にぜひ知っておいていただきたいことをお話します。

ペット保険会社が実施した「nokokusei調査」によると99.7%の人がねこを飼い始めて幸福度が高まったと回答し、ねこと暮らし始めて健康になったと答える人も過半数を超えています。ねこパワーは凄まじいですね。

この調査結果だけを見ているとねこと暮らすことは良いこと尽くしのようにも見えますが、生き物を飼うということは同時にその命に対する責任を持つということでもあります。

少し現実的なお話ですが、その責任を果たす上での1つに飼い主さんの生活に余裕があるかどうかは非常に大切になってきます。ここでの余裕とは生活スタイルやお金などのことになりますが、飼い主さんが生活するのに精一杯な状態で生き物を飼うとお互いが不幸になってしまいます。
もし仮にねこが病気やケガをしてしまった場合にも、病院に連れて行く時間や費用がないとなると十分な治療を受けさせてあげることができません。

繰り返しになりますが、生き物を飼育するということはその命に責任を持つということです。
飼い主さんに余裕がなく、その責任が負えないのであればお互いが不幸な思いをする前に一度考えなおしてみてください。

ですが、出会った命に最大限の愛情を注いで向き合ってくれる飼い主さんにはねこちゃんも最大限の幸福を与えてくれると思いますので、一緒にねことの新しい生活の扉を開けましょう。
私たちも精一杯その生活のお手伝いをさせていただきます。

長谷川 諒

【著書プロフィール】

長谷川 諒