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キレイなユリは恐怖のお花?③

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花束などにもよく入っているユリですが、実はねこにとっては猛毒であることをご存知でしょうか?
3回目となる今回はそんなユリ科植物の思わぬ危険についてお話ししようと思います。

水耕栽培をご存知ですか?
土を使わない園芸として室内でも簡単に楽しめると流行したことがありました。
その時に特に育てやすいと定番になったヒヤシンス。実はこれもユリ科なんです。
この水耕栽培でヒヤシンスを育てる際の“水”もねこにとっては毒になります。ユリ科の植物毒は、水にも溶け出すためこの“水”を誤ってねこが飲んでしまうと重篤な中毒症状が出る可能性があります。

花だけじゃない?危険な部分
ねこにとってユリ科植物は花だけでなく葉や茎、根まで有毒になりますが、花粉や花を生けた水さえ毒になりえると言われています。
ですのでユリ科植物を触れた際には、しっかりと手を洗いましょう。
また、花粉の処理をしていないユリ科の花に触れる機会がある場所に出かけた後は、花粉が衣服についている可能性もあるため、外で服を払うか、ねこたちと触れ合う前に着替えるなどして、花粉を吸い込んでしまうことがないように注意しましょう。


※ヒヤシンスはダールグレン体系及びAPGⅢではキジカクシ科に分類されます