超音波検査では動物達に侵襲なく臓器の形や大きさ、動きを見ることができ、内臓の状態や異変をいち早く把握することができます。
また、腫瘍・結石・炎症は組織や尿などを採取して病理検査に出し、種類や良性/悪性の判断することも可能です。
確認できる臓器 :心臓、肺、肝臓・胆嚢・腎臓・ 膀胱・卵巣・子宮・前立腺・脾臓・十二指腸など
心臓の超音波検査では心臓の動き、心臓壁の厚さなどの内部の構造、血液の流れ、胸水の有無、心臓病の種類と重症度合の確認などができます。また、肺水腫などの救急疾患時の迅速な状態判断にも用いられます。
腹腔内のさまざまな臓器の形、動き、腫瘍、腹水の有無などが確認できます。
無麻酔で行うため、痛みを伴わず動物に負担をかけずに検査ができます。事前に消化器に関わる超音波検査を予定している場合は食べ物が邪魔をして見たい部分が隠れてしまい、見えなくなってしまうことがあるため当日は絶食を推奨します。
おおよそ10〜30分ほど(検査部位などにより多少前後します。)
病理検査の場合は外部検査会社に検体を送付し調べてもらうため、別途2-10日前後お時間を頂きます。
血液検査やレントゲンなど他の検査と組み合わせることで、総合的に病気の判断をすることが出来ます。侵襲がなく動物への負担が少ないことから消化器疾患や腫瘍疾患などの病態に関わらず、定期的な健康診断時もお勧めの検査です。
診療内容